トピックス

もっと広く、もっと深く、
トーカロイブランドを
届けるために。

ホールディングス化にあたって

2022年4月、
トーカロイホールディングスが誕生しました。

それぞれの力をひとつの力に集約し、
新たなるステージへ。

今回のホールディングス化にあたって、
その想いや目的など、

さまざまなトピックを
社長の松本秀彦と会長の松本優造が語ります。

  • 松本 秀彦

    株式会社トーカロイホールディングス
    社長松本 秀彦

    元 株式会社本山合金製作所代表取締役社長
    元 株式会社東海合金製作所代表取締役社長

  • 松本 優造

    株式会社トーカロイホールディングス
    会長松本 優造

    元 東海合金工業株式会社代表取締役社長
    元 株式会社トーカロイ代表取締役社長

President’s
Message
社長メッセージ

Chapter 01ホールディングス化の目的

「新しい化学反応を起こし、
新しい可能性を切り拓く。」

30 年後も成長している会社であること。それが今回のホールディングス化の大きな目的です。愛知の東海合金工業株式会社も、岡山の株式会社本山合金製作所も成長しつづけることはできると思いますが、これからの時代を見据えたとき、それぞれの力をひとつに集約したほうがさらなる成長をめざせる。そして、今の20代〜30代の社員が安心して将来も働ける。そうした未来志向の視点に立って、ホールディングス化という選択に至りました。

今回のホールディングス化によって何よりも期待したいのは、新しい化学反応です。 4つの会社がひとつになれば、営業や開発、製造など、各分野のプロフェッショナルが300人も揃うことになります。この今までになかった働く人の数が強みとなり、お客様のニーズにこれまで以上に柔軟かつ迅速に応えていける。さらには、それぞれのアイデアや技術が活発に交わることで、イノベーションが生まれやすくなるはずです。結果的にトーカロイホールディングスとしての新しい可能性を切り拓くことができ、成長を加速させると強く感じています。

Chapter 02これからのビジョン

「お客様にとって、社員にとって、
“いい会社”をめざして。」

とてもシンプルな言葉になりますが、お客様はもちろん、社員にとっても、“いい会社”であることをどこまでも追求していく。それが私たちの揺るぎないビジョンです。そのために、「お客様満足」「従業員満足」「継続」という3つの経営目標を掲げています。

「お客様満足」はホールディングス化の前からそれぞれの会社で共通して大切にしてきた、「顧客の喜ぶ値打ちのある商品を製造販売する企業になろう」という考えがベースにあります。単にお客様のニーズに応えるのではなく、常に付加価値のある商品を提案していく。そうした姿勢でお客様に深い満足をもたらしたいですね。同時に「従業員満足」も欠かすことはできません。私は社員一人ひとりがハッピーでないと会社は成長できないと強く思っています。だからこそ、待遇面も仕事のやりがいも社員に満足してもらえるとともに、風通しがよく働きやすい環境をつくれるよう日々取り組んでいきたいですね。そして、この「お客様満足」と「従業員満足」を絶え間なく「継続」していくこと。それが“いい会社”としての土台を大きく硬くつくりあげて、未来への成長につながると信じています。

「お客様にとって、社員にとって、“いい会社”をめざして。」

Chapter 03社員に求めること

「トーカロイの誇りを持って。
自分の足跡を残して」

トーカロイの製品は、車や航空機、ディスプレイなどの製造工程に欠かせないものです。表には見えにくいですが、日本の製造業を支えるというミッションに私たちは日々挑戦しています。だからこそトーカロイの社員には、そこに大きなやりがいを見出してほしいですね。また、私たちの製品は品質の良さも一つの強みです。同業他社と同じような製品をつくっているのではなく、「トーカロイブランドをつくっている」という誇りを持ってください。

そうすれば日々の仕事をただこなすことなく、自分からワクワクして取り組めると思います。その先に「こんな新しいやり方がある」「こうすればもっと付加価値が生まれる」など、イノベーションの種がきっと生まれるはずですし、それがトーカロイの大きな財産になっていくでしょう。そして、定年を迎える際に今までを振り返ったとき、「ちゃんと自分の足跡が残っている」。そう言える社員になってほしいですし、そのために全力で支えていきたいと思っています。

Chairperson’s
Message
会長メッセージ

Chapter 01事業面での挑戦

「オールラウンドの技術力を。
オーダーメイドの提案力を。」

ホールディングス化したからといって新しい事業をはじめるのではなく、まずは超硬合金、精密加工、ノズルという3つの既存事業の強みを最大化していく。そのことに集中してチャレンジしていきます。どの事業も「品質の良さ」についてはこれまで通り追求しながら、あらゆる業種に対応できる「オールラウンドの技術力」や、お客様のニーズに合わせて製品化できる「オーダーメイドの提案力」をもっと磨いていきたいですね。

特に技術力や提案力は、私たちの大きな強みだと思っています。だからこそ、この強みを発揮できるよう、今までの業種とは違う新しいお客様にアプローチしたり、一方で従来のお客様にはさらに付加価値のあるご提案をしたり、より積極的に新しい一歩を踏み出していきます。そして、トーカロイブランドを日本全国に広く深く届けていきたいですね。

「オールラウンドの技術力を。オーダーメイドの提案力を。」

Chapter 02組織面での挑戦

「生産も、技術も、営業も。
あらゆる面でシナジー効果を。」

今回のホールディングス化にあたって、生産力や技術力、営業力など、すべての面においてシナジー効果を最大限に発揮することが大切です。人と人が有機的につながり、アイデアや情報を迅速に共有できる。そんなグループをめざして、業務効率をアップさせるとともに、新しいイノベーションを生み出したいですね。

また、会社の規模が大きくなった中で、社員一人ひとりの力もレベルアップすれば、より強いグループになれると思っています。研修や交流などの機会を積極的に増やしながら「人材の底上げ」を図ることも、組織面で挑戦したいことの一つです。

Chapter 03お客様に期待してほしいこと

「グループ一丸となって、
お客様の想いに応え、期待を超えて。」

今回のホールディングス化によって、生産性が大幅にアップしました。だからこそ、より高品質な製品をより短納期でお客様にお届けできるようになりました。そして、私たちだからこそのオールラウンドの技術力やオーダーメイドの提案力も含めて、ぜひ期待していただきたいですね。

「トーカロイなら安心してお願いできる」「どんなニーズにも応えてくれる」「品質も満足できる」。そんなお客様の想いに応えて、さらには期待を超えていけるブランドになれるよう、グループ一丸で取り組んでまいります。